なお、それらの文献には、2024年1月1日に発生した能登半島地震被災地の復興に際しても、今後、中山間地域における農用地再生・保全の参考となる面があるように思います。そう考えて、上記の勉強会で用いた発表資料を公開することにいたしました。
本ウェブログは、2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地の復興を微力ながらも支援できればと開設したものです。わが国では、その後も数多くの地震、豪雨などの災害が起きています。いずれの被災地でも、地域の自然、歴史、文化に合ったかたちで、ゆえに持続的に、さらにはそこに暮らしてこられた方々の地域への愛着が尊重されながらの復旧・復興が図られてゆくことを願っております。
「地域の自然、歴史、文化に合った」には、例えば引用文献にあるのですが、「過去の崩落土塊上に造成された棚田の場合、地盤が軟弱なだけでなく、かつての地盤が滑り面となって再崩落しやすい条件にある」ことへの留意なども含まれると考えています。
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出典: 中島敦司・中野慎二・Ganeindran Rainoo Raj・水町泰貴「棚田地形が土砂崩落の軽減に与える影響」『日本緑化工学会誌』43 (1)、日本緑化工学会、2017年、199-202頁
DOI: https://doi.org/10.7211/jjsrt.43.199
上記引用文は、こう続けられます。「このため、滑り面に降雨を浸透させることは崩落の危険性があるが、棚田は水田であるため『床 (とこ) 』と呼ばれる遮水層を毎年の代掻きによって整備する。田起こしが完了した田んぼに水を張って、土をさらに細かく砕き、掻き混ぜて、土の表面を平らにするこの作業は、棚田の遮水層を維持、管理する役割を持ち、その結果、棚田のテラス構造自体が崩壊することを防ぐ効果があると考えられた」。
どこで暮らしと生業を営むかは、日本列島のように地震活動や火山活動が活発で風水害が頻繁に起こる地域で、自然災害による危機をできるだけ回避するために、根本的に肝要なことといえます。
このことは、さまざまな角度から検証してみて初めて結論づけられます。また、予測しきれない自然の変化やそれらを顧みないことから高められる人災の危険性に備えるべく、「結論」が仮説の域を出ないことも留意しておく必要があります。
私は、能登半島の地理についてほとんど知らず、東日本大震災被災地でのようには活動できないと思います。ただし、北陸には本質的な地域復興のためにはたらけるであろう方々がおられると思います。求めがあればそうした方々の復興支援に協力し、あるいはこの方々の日常業務をなんらか支えることで復興支援のための時間を確保いただくようなかたちでのプロボノ活動が可能ではないかと考えているところです。
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栃木県棚田勉強会 ( 栃木県棚田地域将来ビジョン策定事業)
主催: 栃木県農村振興課
事務運営: 有限責任事業組合 風景社
コーディネイト: トチギ環境未来基地
出典: 日鷹一雅・嶺田拓也・大澤啓志「水田生物多様性の成因に関する総合的考察と自然再生ストラテジ」『農村計画学会誌』27 (1)、農村計画学会、2008年、20-25頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.27.20 |
出典: 清水裕太・望月秀俊・松森堅治「中山間地における圃場整備によって造成された棚田の地下水流動特性」 『日本水文科学会誌』50 (2)、日本水文科学会、2020年、71-83頁 DOI: https://doi.org/10.4145/jahs.50.71 |
出典: 中島峰広「棚田の分布と特質」『農業土木学会誌』70 (3)、農業農村工学会、2002年、195-198頁 DOI: https://doi.org/10.11408/jjsidre1965.70.3_195 |
出典: 清水裕太・望月秀俊・松森堅治「中山間地における圃場整備によって造成された棚田の地下水流動特性」『日本水文科学会誌』50 (2)、日本水文科学会、2020年、71-83頁 DOI: https://doi.org/10.4145/jahs.50.71 |
出典: 日鷹一雅・嶺田拓也・大澤啓志「水田生物多様性の成因に関する総合的考察と自然再生ストラテジ」『農村計画学会誌』27 (1)、農村計画学会、2008年、20-25頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.27.20 |
出典: 廣瀬俊介『風景資本論』朗文堂、2011年、36-37頁 https://shunsukehirose.blogspot.com/2013/04/landscape-as-capital.html |
出典: 帰山雅秀「水辺生態系の物質輸送に果たす遡河回遊魚の役割」『日本生態学会誌』55 (1)、2005年、51-59頁 DOI: https://doi.org/10.18960/seitai.55.1_51 |
出典: 帰山雅秀「水辺生態系の物質輸送に果たす遡河回遊魚の役割」『日本生態学会誌』55 (1)、2005年、51-59頁 DOI: https://doi.org/10.18960/seitai.55.1_51 |
出典: 日鷹一雅・嶺田拓也・大澤啓志「水田生物多様性の成因に関する 総合的考察と自然再生ストラテジ」『農村計画学会誌』27 (1)、農村計画学会、2008年、20-25頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.27.20 |
出典:
阿南光政、弓削こずえ、中野芳輔、大平裕「水田の水利用が生態系に及ぼす影響評価」『九州大学大学院農学研究院学芸雑誌』62
(1)号、91-100頁を廣瀬改変
(2023)。調査地:
うきは市浮羽町 https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/8881/p091-100.pdf |
出典: 金子文宜「水田や畑地が生命や環境を守るはたらき」『印旛沼流域水循環健全化調査研究報告』1、 中村俊彦・小倉久子編、印旛沼流域水循環健全化会議・千葉県、2012年、22-23頁 https://inba-numa.com/html/file/torikumi/mitameshiseika/mitameshiseika_04.pdf |
出典: 金子文宜「水田や畑地が生命や環境を守るはたらき」『印旛沼流域水循環健全化調査研究報告』1、 中村俊彦・小倉久子編、印旛沼流域水循環健全化会議・千葉県、2012年、22-23頁 https://inba-numa.com/html/file/torikumi/mitameshiseika/mitameshiseika_04.pdf |
出典: 金子文宜「水田や畑地が生命や環境を守るはたらき」『印旛沼流域水循環健全化調査研究報告』1、 中村俊彦・小倉久子編、印旛沼流域水循環健全化会議・千葉県、2012年、22-23頁 https://inba-numa.com/html/file/torikumi/mitameshiseika/mitameshiseika_04.pdf |
南雲俊之・松本直樹・海野達也「森林・茶園・水田複合流域における土地利用パターンと河川水窒素・ リン濃度のパス解析」『日本土壌肥料学会講演要旨集
- 2010年度北海道大会』セッションID:
P1-2 DOI: https://doi.org/10.20710/dohikouen.56.0_13_2 |
出典: 中島敦司・中野慎二・Ganeindran Rainoo Raj・水町泰貴「棚田地形が土砂崩落の軽減に与える影響」 『日本緑化工学会誌』43 (1)、日本緑化工学会、2017年、199-202頁 DOI: https://doi.org/10.7211/jjsrt.43.199 |
出典: 中島敦司・中野慎二・Ganeindran Rainoo Raj・水町泰貴「棚田地形が土砂崩落の軽減に与える影響」 『日本緑化工学会誌』43 (1)、日本緑化工学会、2017年、199-202頁 DOI: https://doi.org/10.7211/jjsrt.43.199 |
出典: 中島敦司・中野慎二・Ganeindran Rainoo Raj・水町泰貴「棚田地形が土砂崩落の軽減に与える影響」 『日本緑化工学会誌』43 (1)、日本緑化工学会、2017年、199-202頁 DOI: https://doi.org/10.7211/jjsrt.43.199 |
出典: 中島敦司・中野慎二・Ganeindran Rainoo Raj・水町泰貴「棚田地形が土砂崩落の軽減に与える影響」 『日本緑化工学会誌』43 (1)、日本緑化工学会、2017年、199-202頁 DOI: https://doi.org/10.7211/jjsrt.43.199 |
出典: 中島敦司・中野慎二・Ganeindran Rainoo Raj・水町泰貴「棚田地形が土砂崩落の軽減に与える影響」 『日本緑化工学会誌』43 (1)、日本緑化工学会、2017年、199-202頁 DOI: https://doi.org/10.7211/jjsrt.43.199 |
出典: 中島敦司・中野慎二・Ganeindran Rainoo Raj・水町泰貴「棚田地形が土砂崩落の軽減に与える影響」 『日本緑化工学会誌』43 (1)、日本緑化工学会、2017年、199-202頁 DOI: https://doi.org/10.7211/jjsrt.43.199 |
出典: 中島敦司・中野慎二・Ganeindran Rainoo Raj・水町泰貴「棚田地形が土砂崩落の軽減に与える影響」 『日本緑化工学会誌』43 (1)、日本緑化工学会、2017年、199-202頁 DOI: https://doi.org/10.7211/jjsrt.43.199 |
出典: 高 綉紡・高瀬恵次「棚田流域と山林地流域の直接流出特性比較」『農業土木学会論文集』2007 (248)、 農業農村工学会、137-143頁 DOI: https://doi.org/10.11408/jsidre1965.2007.137 |
出典:
高橋佳孝「耕作放棄地における放牧による保全管理」『農村計画学会誌』21
(4)、2003年、348-355頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.21.337 |
出典: 高橋佳孝「耕作放棄地における放牧による保全管理」『農村計画学会誌』21 (4)、2003年、348-355頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.21.337 |
出典: 高橋佳孝「耕作放棄地における放牧による保全管理」『農村計画学会誌』21 (4)、2003年、348-355頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.21.337 |
出典: 公益社団法人 山口県畜産振興協会|山口型放牧研究会 https://yamaguchi-lin.jp/yamahaou/yamahaou-2.html (2024-01-06 参照) |
出典: 高橋佳孝「耕作放棄地における放牧による保全管理」『農村計画学会誌』21 (4)、2003年、348-355頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.21.337 |
出典: 高橋佳孝「耕作放棄地における放牧による保全管理」『農村計画学会誌』21 (4)、2003年、348-355頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.21.337 |
出典: 高橋佳孝「耕作放棄地における放牧による保全管理」『農村計画学会誌』21 (4)、2003年、348-355頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.21.337 |
出典: 高橋佳孝「耕作放棄地における放牧による保全管理」『農村計画学会誌』21 (4)、2003年、348-355頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.21.337 |
出典: 高橋佳孝「耕作放棄地における放牧による保全管理」『農村計画学会誌』21 (4)、2003年、348-355頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.21.337 |
出典: 高橋佳孝「耕作放棄地における放牧による保全管理」『農村計画学会誌』21 (4)、2003年、348-355頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.21.337 |
出典: 福田栄紀「放牧利用される放棄農林草地でのスイバに対するヤギと牛の採食特性」『日本草地学会誌』54 (1)、 2008年、40-44頁 DOI: https://doi.org/10.14941/grass.54.40 |
出典: 福田栄紀「放牧利用される放棄農林草地でのスイバに対するヤギと牛の採食特性」『日本草地学会誌』54 (1)、 2008年、40-44頁 DOI: https://doi.org/10.14941/grass.54.40 |
出典: 丸居 篤・藤堂乃夫宏・岡安崇史・後藤貴文・衛藤哲次・塩塚雄二・高橋秀之「放牧による耕作放棄地解消がイノシシの行動に及ぼす影響」 『日本暖地畜産学会会報』57
(1)、2014年、17-22頁 DOI: https://doi.org/10.11461/jwaras.57.17 |
出典: 丸居 篤・藤堂乃夫宏・岡安崇史・後藤貴文・衛藤哲次・塩塚雄二・高橋秀之「放牧による耕作放棄地解消がイノシシの行動に及ぼす影響」 『日本暖地畜産学会会報』57 (1)、2014年、17-22頁 DOI: https://doi.org/10.11461/jwaras.57.17 |
出典: 丸居 篤・藤堂乃夫宏・岡安崇史・後藤貴文・衛藤哲次・塩塚雄二・高橋秀之「放牧による耕作放棄地解消がイノシシの行動に及ぼす影響」 『日本暖地畜産学会会報』57 (1)、2014年、17-22頁 DOI: https://doi.org/10.11461/jwaras.57.17 |
出典: 高橋佳孝「耕作放棄地における放牧による保全管理」『農村計画学会誌』21 (4)、2003年、348-355頁 DOI: https://doi.org/10.2750/arp.21.337 |
出典:
廣瀬裕一「農村計画分野での最近10年の再生可能エネルギー研究の動向」『農村計画学会誌』33
(3)、2014年、356-361頁 DOI: |
出典:
廣瀬裕一「農村計画分野での最近10年の再生可能エネルギー研究の動向」『農村計画学会誌』33
(3)、2014年、356-361頁 DOI: |
出典: 鈴木知之「牛のあい気に含まれるメタンの畜舎での測定」『畜産技術』2022 (803-Apr.)、畜産技術協会、2022年、41-43頁 |
参照: 環境省|自然の恵みの価値を計る|生物多様性と生態系サービス https://www.biodic.go.jp/biodiversity/activity/policy/valuation/service.html (2024-01-06 参照) |
参照: 環境省|自然の恵みの価値を計る|生物多様性と生態系サービス https://www.biodic.go.jp/biodiversity/activity/policy/valuation/service.html (2024-01-06 参照) |