2021/11/15

風土の持続と農業の継承の関係を考える: 栃木県益子町を例として (研究中間報告) Thought on the relationship between the persistence of local milieu and the succession of agriculture: A case study of Mashiko Town, Tochigi Prefecture (Research interim report)

 

 

 

Presentation slides of the Public Review Meeting of the Japan Association for International Education.

 

日本国際理解教育学会地域論プロジェクト公開研究会で用いた発表スライド (38) をこのブログに載せます。

同研究会は、「風土に根ざす地域づくり・学びづくり—益子町『土祭』と『ヒジノワ』に学ぶ」 と題して、20211031日に開かれました。

土祭2021|関連企画|
日本国際理解教育学会地域論プロジェクト公開研究会

http://hijisai.jp/program/k-03-2/


私は、益子町に住む者 (2019年秋に千葉県市川市より移住) 、そして土祭2015「益子の風土・風景を読み解く」プロジェクトに参画した者として、同学会より誘われ、共同研究を行っています。


その中では、益子町を例として、風土の持続と農業の継承の関係を考えることを目的として、研究を進めてきました。


レジュメ (6) は、下記リンク先よりダウンロードできます。


researchmap|廣瀬俊介|講演・口頭発表等
https://researchmap.jp/read0199902/presentations/35720949

 

以下、 レジュメより研究目的について転載します。

 


1. 研究の目的

 益子町を例として、風土の持続と農業の継承の関係を考えることを目的とする。

 第1著者は、2020/11/05発表の「風土研究試論: 土祭2015『益子の風土・風景を読み解く』プロジェクトと同町での以降の地域研究を例として」では、風土研究の目的、風土の現象学的定義、研究の実際、研究成果の地域への還元について報告し、おわりに生活者と研究者が共に地域を理解する意義に関して意見を述べた。本研究では、土祭2015における上記プロジェクト (20145月より201512月まで実施) から6年が経つ中、益子町で進行した、人口減少や地方の過疎、高齢化を背景とする遊休農地、耕作放棄地、荒廃農地の増加など、農業の継承を妨げる原因について確認し、整理する。

 また、一方では、低・未利用の農地の活用や、現状利用される農地を第三者継承しての新規就農などの新しい動きが若い世代を中心に見られるため、簡易に調査を行う。その結果も踏まえて、風土の持続と農業の継承の関係に関した考察を進める。


以上、くわしくはレジュメとスライドを合わせてご覧いただきたく思います。

また、この日の研究会の記録映像も公開されています。

土祭2021|関連企画|日本国際理解教育学会地域論プロジェクト公開研究会|
風土に根ざす地域づくり・学びづくり—益子町「土祭」と「ヒジノワ」に学ぶhttps://www.youtube.com/watch?v=bCOh1bZy4kA&t=223s